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◯高木委員 資料-2、令和4年度11
月追加補正予算案の概要の31ページ、議案183
号令和4年度静岡市
水道事業会計補正予算(第5号)
債務負担行為補正(追加)のうち、
承元寺取水口機能停止に伴う
水源検討業務について質問でございます。
まずは、
布沢川ダムについて、過去に
本体工事直前までいって中止になった経緯がありますが、今回の調査の中で、この
ダム計画の再
検討も候補の1つとして考えているのかどうか。また、海水の
淡水化に関してはどうか、教えてください。
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◯柴経営企画課長 委員から御質問のありました
承元寺取水口に係る
水源検討業務に関して、
布沢川ダムないしは
海水淡水化についてということでの御質問をいただきました。
初めに、
布沢川ダムですけれども、布沢川は興津川の支流の二級河川で、この布沢川の
上流部において、この
ダム建設は静岡県が
事業主体となりまして、治水や
利水等を目的に、平成5年度から進められていた
事業となります。当時、
民主党政権下での
政策転換によってこれが見直されまして、平成24年度に中止になった経緯がございます。
仮に、この
布沢川ダムを本市が
事業主体となりまして上水道に利用するとして再開することになれば、
実現性が乏しいということもありまして、
評価対象とする
可能性は極めて低いのではというふうに現在のところは考えております。ただし、
有識者会議の中では、過去の
水源検討についても確認していただくという場面がございますので、
有識者の中から御
意見等が出た場合については、議論の俎上に上がってくるという
可能性は考えられます。
また、海水の
淡水化については、
谷津浄水場の
立地条件から海が近いものですから、多様な方策を水源と捉える中では、
対策案の候補の1つになり得るというふうに現在考えているところです。
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◯高木委員 もう1つ、過去に、清水市のときに、
非常時に備えて
庵原地区などに井戸を掘ったとの話を地域の
皆さんから聞いております。現在、それがどのような扱いになっているか、教えてください。
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◯稲葉水道施設課長 清水市のときに
庵原地区に掘った井戸の現在の扱いですが、旧清水市では、昭和60年から61年の
異常気象による渇水を受けて、
渇水対策事業として
尾羽ポンプ場取水量日量1,200トン、
原ポンプ場取水量日量950トンを整備しております。現在は、
予備水源となっています。
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◯高木委員 この存在については、私もあまり知らなかったのですけれども、今回、この水源を活用するという考えはなかったのでしょうか、併せてお願いします。
10
◯稲葉水道施設課長 今回の活用についてですが、
尾羽ポンプ場は台風15号による断水の際、9月27日に通水、28日に
飲用開始となった
巴川ブロックに位置します。また、
原ポンプ場は9月28日に通水、30日に
飲用開始となった
庵原北部ブロックに位置します。両
ポンプ場ともに、ふだんは
予備水源のため運転はしていません。稼働するとなると、
取水量で賄える区域の
ブロック化の
検討や
ブロック化のための
バルブ操作、それから配水に伴う
ドレン作業等を行うことが必要となります。
今回は井戸、それから
緊急取水で得た3万トンの水を
巴川ブロック、
興津ブロックに配る作業のほうを優先させています。
11
◯山本委員 山本です。私は
消防局のほうで、
資料-1の23ページ、
警防部指令課の件ですけれども、
常備消防施設災害復旧事業で、非
常用発電機が浸水により故障したとなっているんですけれども、この
修繕に今後どのような
浸水対策をしていくのか、教えていただきたいと思います。これは地元にもあるんですけれども、水が大分出たところになるので、例えば庁舎の屋上とかそういった高いところへの設置というのは考えていないのか、そういった具体的なところまで教えていただきたいと思います。
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◯石垣指令課長 浸水対策として、庁舎、屋根の上など高い場所への設置についてですけれども、非
常用発電機については、
修繕に際して、今後の
浸水対策として庁舎の
物見棟や屋根への設置について
検討しましたが、総重量1トン超の機器を設置することは構造上困難でありますので、屋内に設置されている
指令システムと同等以上の高さとなるように屋外の適正な場所に高さ1.4メートルの架台を設けて、その上に設置する計画でございます。
13
◯山本委員 ありがとうございます。
続いて、
資料-2です。追加
補正予算案の概要の13ページ、上から4段目になりますけども、
財産管理課、
常備消防車両
災害復旧事業の
事業内容で、
水槽付消防ポンプ自動車1台の
修繕になるんですけれども、どのような状況であったのか、教えていただきたいと思います。
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◯有賀財産管理課長 まず、被災した車両につきましては、
千代田消防署瀬名出張所に配置されております平成27年式の
水槽付消防ポンプ自動車となります。
被災時の状況ですが、台風15号の影響による豪雨のさなか、令和4年9月24日、0時36分に清水区
長崎新田地内において発生した
自動火災報知設備の発報により、
偵察出動した
瀬名消防隊が、現場に隣接した道路上に車両を停車して活動しておりましたが、付近を流れる
四方沢川の越水を確認したため、車両を
現場付近の
駐車場へ待機させました。その後、活動を終了し、引き上げようとした際に、
四方沢川が氾濫したため急激に冠水の水位が上昇したことから、車両が約90センチ水没し、車両のエンジン、
コンピューター系統などを損傷したものでございます。
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◯長沼委員 まず、
資料-2の13ページ、
常備消防車両
災害復旧事業についてお尋ねします。こちらの
水槽付消防ポンプ自動車、
千代田消防署瀬名出張所の1台が浸水したということですが、台風15
号災害に伴うものであると思います。これの被災をした状況と、あと当時そこに乗っていた職員などはどうなっていたのか、お答えください。
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◯成澤警防課長 瀬名消防隊の活動につきましては、
先ほど、
財産管理課から説明のとおり、令和4年9月24日、0時23分通報の清水区
長崎新田での
自動火災報知設備の発報による
偵察出動に出動し、建物の調査をした結果、誤作動による非
火災報と判明しました。
瀬名消防隊員は、出動時から
ライフジャケットを携行しており、
車両水没時は、屋外の冠水の影響が少ない位置で
水位状況を確認しておりました。
17
◯長沼委員 ありがとうございます。
次は、同じく
資料-2の31ページです。
承元寺取水口機能停止に伴う
水源検討業務についてお尋ねします。
今回、この
水源検討業務委託という契約ですけれども、
有識者による
検討会議が行われるということです。この
検討会議は公開というか、どういった形で行われるものでしょうか。また、この
検討結果というのは公開されるものでしょうか、お答えください。
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◯柴経営企画課長 水源検討業務の
有識者会議がどのように進められるのかということと、
最終報告、
検討結果についてどのように取り扱うのかという御質問が出たと思いますので、お答えさせていただきます。
検討会議は、一応、本会議でも御説明をさせていただいているところではあるのですけれども、今年度、
有識者による
検討会議を立ち上げまして、今年度から来年度にかけて4回程度の会議を予定して、来年中に
検討結果を取りまとめていきたいというふうに、現在考えているところでございます。
この
検討会議の内容につきましては、市の
ホームページを通じて可能な限り公開してまいります。また、
検討結果につきましても、取りまとめ次第、
ホームページ等でも公開させていただきます。市民の
皆さんの関心の高いところですので、
情報公開をしていきたいというふうに考えております。
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◯長沼委員 同じくこちらの
検討業務についてなんですが、
先ほど、
高木委員の質問に対して、
布沢川ダムのことで、これは
民主党政権下で中止となったという御発言がありました。これ、
事業が例えば中止になったときに、自民党、公明党の
政権下で中止になりましたという言い方をわざわざしないと思うんですね。1点お尋ねしたいのですが、わざわざ
民主党政権でダムが中止になったと言及いただいたのですが、その
政策判断について何か評価をなさっているということでしょうか、お答えください。
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◯柴経営企画課長 私の
民主党政権下ということでの御質問についてお答えさせていただきます。
当時の与野党の
政権交代ということをきっかけにという意味でちょっと引用させていただきました。特にそれ以上の意味はございません。
21
◯長沼委員 同じく
資料-2の33ページです。
被災した
下水道施設城北浄化センターなど4か所とありますが、その内訳について教えてください。また、それらの
施設の
被災内容と
復旧方法について教えてください。
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◯戸塚下水道施設課長 被災しました
下水道施設の4か所は、
城北浄化センター、
静清浄化センター、
静清処理区
マンホールポンプこれが2か所、この4か所となっております。
城北浄化センターでは、雨水が
地下水路と
地下室の一部に浸水しまして
電気設備が水没して故障したため、この機器を交換いたします。
静清浄化センターにおいては、建屋内で
流入水が
マンホールからあふれまして、これにより壁の一部が損壊したため、これの
現状復旧をするものです。
最後に、
静清処理区
マンホールポンプ2か所については、冠水した
周辺道路の雨水により、この
マンホールポンプの
制御盤が水没して故障したため、これの交換を行います。
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◯長島委員 長島です。私も幾つか質問させていただきます。
まず、
資料-1の23ページですが、
常備消防施設災害復旧事業についてお伺いさせていただきます。
先ほども質問がありましたけれども、被災した
高部出張所の非
常用発電機についてですけれども、
システム電源用の非
常用発電機ということでお伺いしているんですが、この
発電機、容量はどれぐらいで、この
発電機でどのぐらい
非常時に活用することができるのか、お伺いさせてください。
24
◯石垣指令課長 非
常用発電機の容量と最大で何時間ぐらい使用できるかについてですけれども、非
常用発電機は6キロ
ボルトアンペアの出力となり、燃料は軽油で26リットルの
タンク容量があります。満タンでおおむね12時間程度使用できますが、継続して
燃料補給を行えば、
オイル交換等が必要な200時間まで
連続運転が可能です。
25
◯長島委員 ありがとうございます。
もう1つこの
事業で、被災した
消防庁舎の
震度計についてお伺いします。
これについては、地下の
免震ピットに浸水したということですが、入ってしまった水、この排水はどのように行ったのか、お伺いさせてください。
26
◯有賀財産管理課長 消防局庁舎の通常時の
地下免震ピットの排水につきましては、
地下免震ピットの
湧水槽に設置しております1時間当たり24トンの水を排水することができる
ポンプを用いて、地上の
雨水ますへ排出しております。
今回の台風15号において、
地下免震ピットが浸水した原因につきましては、想定を超える地下からの湧水と、
免震構造上の特性による
庁舎外周からの雨水の浸入に対し、
排水ポンプの
排水量が追いつかなかったことが考えられます。
なお、今回の
地下免震ピットに浸水した水の排水につきましては、
地上用の
消防ポンプ自動車及び可
搬式ポンプにより、屋外の側溝へ排水いたしました。
27
◯長島委員 ありがとうございました。
次に、
上下水道局に幾つかお伺いさせていただきます。
資料-1の40ページ、41ページにかけて
原油価格・
物価高騰の影響に伴う
水道施設、それと
下水道施設の
光熱費等の増額について予算計上されております。これについて、4月から8月の実績から今後の上昇を踏まえて金額を算出したということでお伺いをさせていただいておりますが、仮に算出した金額がこれを超えるようなことがあった場合、どのように考えていらっしゃるのか、お伺いさせてください。
28
◯柴経営企画課長 光熱費等が想定を上回るようなことがあった場合にどのように対応するのかということですが、
上下水道ともにとのお話ですけども、仮にそういったことがあった場合については、予算の流用で対応させていただくことで考えております。
29
◯長島委員 ありがとうございます。
次に、最後になります。
資料-2の29ページになります。
被災した
水道施設の
修繕費等の増額についてお伺いさせていただきます。
この被災した
水道施設の
修繕費が計上されておりますけれども、被災の状況を具体的に教えていただきたいのと、また
修繕期間はどれぐらいを想定しているのか、お伺いします。
30
◯稲葉水道施設課長 被災した
水道施設の
修繕費が計上されている被災の状況ですが、台風15号の大雨、落雷、停電の影響で故障した機器のものになります。主なものは次のとおりです。桜町
取水場水位計、大雨により
地下ピットに設置している
水位計が水没したため
修繕を行うものです。
与一配水場ナンバーワン配水ポンプ調節計、こちらについては、停電により
配水ポンプの
調節計が故障したため
修繕を行うものです。次に、
麻機配水場配水ポンプ盤、こちらも停電により
排水溝ポンプ盤が故障したため
修繕を行うものです。それから、
水見色水道施設導水管、こちらは大雨による落石で
導水管が破断したため
修繕を行うものです。
修繕期間については、全ての
修繕の完了時期は令和5年3月末を見込んでおります。
31
◯小山委員 志政会、小山でございます。幾つか質問させてください。
まずは、
資料-1の23ページ、
常備消防施設災害復旧事業についてです。
先ほどから、非
常用発電機や
震度計等々の話題が出ていますけれども、現在使用できない状況であると理解しておるんですが、その使用できない間の
対策はどうなっていますでしょうか、といいうことと、それが復旧するのはいつ頃になるのでしょうか、ということをお聞きします。
32
◯石垣指令課長 非
常用発電機が使用できない間の
対策といつ頃に復旧するかの
対策についてですけれども、まず非
常用発電機が使用できない間の
対策についてお答えさせていただきます。
現在、非
常用発電機が使用できないため、停電時には速やかに
清水消防署へ移動配置し、
清水消防署から出動します。
なお、短期的な停電の場合は、
手動式の非
常用発電機を接続して、
電源供給方法で調整しております。
続きまして、いつ頃に復旧する予定かについてですけれども、非
常用発電機については、
年度内の
復旧見込みであります。
33
◯小山委員 ありがとうございました。
2つ目の質問です。
これも
先ほどから話題になっています
瀬名出張所の
水槽付消防ポンプ自動車のことですけれども、これは
資料-2の13ページに記載です。この
ポンプ自動車を修理している間は、何か
消防自動車が1台足りなくなるんじゃないかなと素人目には映るんですけれども、その間の対応はどのようにしているかということ。そしてこれも同じく
年度内には
修繕完了が困難ということでしたので、これもいつ復旧するのかということをお伺いしたいと思います。
34
◯有賀財産管理課長 水槽付消防ポンプ自動車修繕中の
災害対応につきましては、車両の
修繕や
車検等の点検時において、
代替車として使用する非
常用消防ポンプ自動車が
消防局内に13台ございます。現在、
瀬名消防隊は、その非
常用消防ポンプ自動車を運用し、
災害対応をいたしております。
また、車両の復旧につきましては、業者から
修繕にかかる期間について聞き取りを行ったところ、契約からおおむね4~5か月程度の期間を要すとのことから、本11月議会の議決をいただいた後、令和5年1月中に契約を締結し、令和5年6月頃に
修繕が完了し、復車する見込みでございます。そのため、併せて、本議会において繰越明許費として議決をお願いさせていただいております。
35
◯小山委員 ありがとうございました。
3点目です。下水の
施設についてお願いします。
資料-2の33ページに記載の、
先ほど被災
施設はどういう状況かというのはお聞きしましたけれども、同じくこれも、現在どのような進捗で改修というか、
修繕が進んでいるのか、そしてそれがいつ直るのか、教えてください。
36
◯戸塚下水道施設課長 被災しましたいずれの
施設につきましても、被災直後に応急復旧、応急復旧の内容としましては仮設機器の配置、それから安全養生となりますけれども、これを実施しまして、現在も
施設の運転に影響は生じておりません。
また、本復旧の時期につきましては、4件ともですけれども、令和5年9月末を予定しております。
ただし、半導体不足が資材の調達に期間を要する影響などにより、遅延する
可能性もございます。
37 ◯天野
委員 街づくり研究会、天野です。
それぞれ、何点か質問させていただきます。
まず、消防に関してですが、
資料-1、
補正予算の概要の23ページ、上から3段目、
消防庁舎・消防車両維持管理
事業に記載されている
光熱費等の増額についてですが、今回どのように所要額を見込みましたか。
38
◯有賀財産管理課長 所要額の見込みにつきましては、光熱費及び燃料費ともに過去3年間の平均単価と本年4月から8月の平均単価を比較しましたところ、光熱費につきましては、電気料金は34%、ガス料金は23%増加しており、今後の見通しは不透明でありますが、9月から年度末にかけても、4月から8月までと同程度上昇すると想定し、所要額を見込んでございます。
結果として、年間では、過去の平均と比べ、電気料金は60%、ガス料金では41%増加すると見込んでおります。燃料費につきましては、過去の平均と比べ、26%増加しておりますが、市が契約したガソリンなど契約単価を踏まえると、月ごとに大きな変動がないことから、9月以降も価格は横ばいで推移すると想定し、所要額を見込んでございます。
39 ◯天野
委員 ありがとうございました。
続きまして、
資料-1、
補正予算案の概要23ページ、上から4段目、警防課、消防ヘリコプター維持管理
事業についてお伺いします。
消防ヘリコプター燃料の
補正額260万円の根拠について教えてください。お願いします。
40 ◯浅岡航空担当課長 消防ヘリコプター燃料費の
補正額260万円の根拠についてですが、燃料1リットルの過去の平均単価164円と今年の平均単価211円から高騰率が129%となり、過去の平均決算額に高騰率129%を乗じて執行見込み額を算出し、当初予算額との差額260万円を積算いたしました。
41 ◯天野
委員 続きまして、本市消防ヘリコプターは燃料をフルに積載した状態でどのくらい飛行できるものなのですか。また、ホバリングを行った場合、どのぐらいそれが変わるものなんでしょうか、教えていただけますか、お願いします。
42 ◯浅岡航空担当課長 燃料をフルに搭載した状態でどのくらい飛行できるかについてですが、まず本市消防ヘリコプターの燃料タンクは1,420リットルであり、満タンの状態でのメーカーが公表する飛行時間は3時間50分とされております。これは、飛行条件がよい場合であり、実際には2時間程度となります。
次に、ホバリングを伴う活動での飛行時間についてですが、活動する環境や内容により変動しますが、飛行時間の平均は1時間30分となります。
43 ◯天野
委員 ありがとうございました。
続きまして、水道
事業及び下水道
事業に関してお伺いします。
資料-1、40ページと41ページにあります
原油価格・
物価高騰の影響に伴う
水道施設、
下水道施設の
光熱費等の増額とありますが、具体的に対象
施設はどのようなものがあるか教えてください。また、取り組んでいる節電
対策等がありましたら教えてください。
44
◯稲葉水道施設課長 水道部所管の
施設についてお答えします。
具体的に対象
施設はどのようなものがあるかということですけれど、今回の
補正の対象としている施設は取水施設、浄水施設、配水
施設の計210
施設と、
上下水道局庁舎、水質試験センターで合計212
施設になります。
水道施設として取り組んでいる節電
対策ですが、現在の電力費高騰以前から行っていることですが、主なものとして、常に一定量の水を取水し配水するのではなく、市民の生活サイクルに沿い、水道水の需要と供給のバランスを考慮し、効率的な
施設運転、それから蛍光灯電灯のLED電灯への移行、それと取水
ポンプや汚泥かき寄せ機などの機械設備のうち、水
事業等に合わせ容量を小さくできるものは更新時に随時切り替えることで電力消費を抑制するなどの節電
対策に取り組んでいます。
45
◯戸塚下水道施設課長 続きまして、下水道について回答いたします。
今回、
補正の対象としている
施設は浄化センター、
ポンプ場、
マンホールポンプなど合計132
施設となります。
また、取り組んでおります主な節電
対策につきましては、
ポンプ等の間欠運転、屋外照明の点灯時間変更や屋内照明の最小限の点灯、それから蛍光灯と電灯等のLEDへの更新、それから機器全体に対して消費電力が少ない機器への更新と、こういったことを実施しておりまして、電力、料金の削減に努めております。
46 ◯天野
委員 ありがとうございます。
あと2点ほどなんですけど、水道
事業に関して、
資料-2の29ページ、応急給水活動に係る経費とありますが、具体的にどのようなものか、教えてください。
47 ◯石野水道事務所長 応急給水活動経費の具体的なものについてでございます。
本市と関係団体との間で、各種災害が発生した際に備えて締結しています災害時における応急
対策活動に関する協力協定書に基づきまして、断水地域における小学校などの給水拠点への可搬式給水タンクの設置や撤去、また断水が解消し廃止した給水拠点から新たな給水拠点への可搬式給水タンクの移動並びに市民の皆様への給水活動の応援などに係る委託料になります。
なお、本業務の委託先でございますが、静岡市水道局指定工事店協同組合及び清水管工事システム協同組合です。
48 ◯天野
委員 ありがとうございます。
続きまして、
資料-2の29ページですけれども、清水地区の断水なのになぜ清水管工事システム協同組合だけでなく、静岡市水道局指定工事店協同組合にも依頼したのか教えてください。
また、応急給水活動に参加した業者数はどの程度か、教えてください。
49 ◯石野水道事務所長 静岡市水道局指定工事店協同組合に依頼した理由でございます。
清水区内の旧清水市地域の大部分で断水しておりました。このため、給水拠点の設置箇所が1日最大41か所に及びまして、清水管工事システム協同組合だけでは可搬式給水タンクの設置や移動に対応できる車両や人手の手配ができなかったためでございます。
なお、応急給水活動に参加した業者数ですが、静岡市水道局指定工事店協同組合が16社、清水管工事システム協同組合が16社の合計で32社に従事していただきました。
50
◯安竹委員長 よろしいですか。ほかにございませんね。
次に、要望・意見、討論に移ります。
発言の際は、議案に対する賛否も併せてお願いいたします。
要望・意見、討論がありましたらどうぞ。
51
◯高木委員 自民党でございます。
上程されました全ての議案に対して賛成いたします。
続きまして、意見・要望でございます。
まずは、水源の多様化
検討業務についてでございますけども、
先ほど、ダムは主体が県だったので、今回その対象に含めないような意向の話を聞いたんですが、実施主体は県であれ市であれということなんですけども、この辺は両者が協力してとか、あるいは調整して、やるときになったらそういう調整が必要かなとは思うんですけれども、ダムについては治水、利水、発電、あるいは周辺開発の
可能性があります。
また、海水利用は、その技術が途上国や離島などにも貢献できるなど、多面な効果があろうかと期待しているところでございます。水道
事業は、地域振興や国際貢献することなども考えられますので、まずは前広に
検討していただきたいというふうに考えます。
また、新たな水源を確保するには多くの費用がかかることが予想されますが、調査が調査で終わることなく、早期に実現することを念頭に実施していただきたいと思います。
それと、旧清水市のときに掘った
庵原地区の井戸について、今回使われていないという状況であったようですけれども、過去に掘ったこういう資産も有効に活用できるよう、有事に備えて
対策を練っていただきたいなというふうに考えます。
あと、
浸水対策事業について、特に質問していないのですけれども、静岡市
浸水対策推進プラン、流域水害
対策計画、雨水総合排水計画、河川整備計画、流域治水プロジェクト等、幾つもの計画があって、しかも
事業が県と市にまたがっていること、また下水道
事業と河川
事業が混在すること、我々にとって非常に分かりづらい体系となっているということで、全体が分かりやすく把握できる資料をまた作成しておいていただきたいなと思いますので、よろしくお願いします。
続きまして、消防の関係ですけれども、
発電機は有事のときこそ必要になります。今回、かなり地面から上に上げるようですけども、今回上げることで、大地震等になると、今度、それはそれでまた心配だなということがありますので、今後はいつでも活用できるような対応をしていただきたいと考えます。
消防車両について把握できましたけども、豪雨災害について、今後も発生することがありますので、同じ状況になったときに、今後も今回の経験を生かして、このようなことがないように対応をお願いしたいと考えます。
52
◯安竹委員長 高木委員、今、資料要請がありましたけど、その資料要請は自民党さんだけに配布ということですか、それとも全員に資料配布するように、どちらにまとめますか。
53
◯高木委員 欲しい方全員と。
54
◯安竹委員長 じゃ、
委員全員でいいですね。
はい、分かりました。
55
◯長沼委員 創生静岡です。
まず、今回本
委員会に付託されました議案については、いずれも賛成です。
意見・要望を申し上げます。
まず、
常備消防車両
災害復旧事業でございます。
今回、
水槽付消防ポンプ自動車が被災したということでございますが、幸いにして職員には、けがもなかったということで安心しております。東日本大震災のときは、消防の職員がかなり多数犠牲になっております。今回のような災害時に、例えば車両が被災するということが起きましたけれども、今回の件については本当に消防の職員も身の危険を感じるものではなかったというふうにお聞きしておりますが、安全を第一にされるように、今後もしっかりと防災
対策を進めていっていただきたいと思います。
次に、
承元寺取水口機能停止に伴う
水源検討業務と関連する
承元寺取水口に係る
債務負担行為3件についてでございます。
先ほども答弁をいただきました今回の
水源検討業務ですけれども、先日、松谷議員が本会議で質問されて答弁がありましたように随意契約を予定しておるということで、非常に専門知識も必要になるところだと思います。今回の承元寺についても、詳しいそういう方を入れていかなきゃいけないというふうに理解しておりますが、本体の、例えば水源の工事とか大きな
事業になっていく
可能性も今後あります。そういったときに、どこまでの災害を想定していくのかとか、あるいはハード
対策なのか、ソフト
対策なのか、コンクリートか人かというとちょっとややこしい話になりますけれど、どういうところで
対策をしていくのかというところ、本当にこれは大きな議論になっていく話ではないかなと思います。そういう意味では、今回の
検討業務、
検討会議ですとかそういったところは、もっとオープンに公正な形で、丁寧に行われることを強く要望申し上げます。
56
◯長島委員 公明党です。
今回上程されております当初提出議案、また追加提出されている全ての議案に賛成いたします。
意見・要望です。
原油価格・
物価高騰の影響に伴う
光熱費等の増加に、
消防局、
上下水道局とも計上されております。これは必要な経費としてもやむを得ないものでありますけども、公費で市民の負担も増えているわけですので、生活や命に関わるものは別といたしまして、節約できる部分につきましては、積極的に節約に心がけていただきまして、また節約のために私たちはこんな取組を行っていて、これぐらい経費を削減できましたと、また市民に報告できるようにすることも理解を深める上で必要ではないのかなというように思いました。
次に、被災した
水道施設や
下水道施設の復旧についてですけれども、今回の台風15号における被害は、いろんな教訓を与えるものとなりました。既に復旧が完了したところ、また被害の大小にかかわらずこれから復旧に向けて取り組んでいくところ、様々ありますけども、市民の
皆さんは
上下水道局を含め、市当局がこの災害から得た教訓を今後どのように生かしていくのか、また同じ過ちを繰り返さないようにしていくのかというところに関心を持って、今後の取組に注目していくということは間違いないのかなと思っております。特に、
承元寺取水口の機能停止に伴う
水源検討については、なおさらのことだと思いますので、
有識者会議で議論されるとのことですけども、議論する上で様々、当局側から情報を提供すると思いますけども、場合によってはそれが不利になるようなものも実際あるかもしれないです。そこも含めて課題を解決したいという強い決意があれば、そういったものも積極的に提供すべきではないかなというふうに考えております。そうすれば、おのずと市民の
皆さんにも納得していただけるのではないかなと思います。今後の当局の
皆さんの取組に期待いたしまして、意見・要望とさせていただきたいと思います。
57
◯小山委員 志政会です。
本
委員会に付託されました6件の議案については、いずれも賛成の立場です。
要望を申し上げます。
まず、
承元寺取水口に関わる3件の
債務負担行為補正等ですけども、まずは
承元寺取水口を元に戻すという予算があり、そして続いて、今ある
施設を強化するという予算立てがあり、さらには、今後、水源をどうしていくか
検討していくというものになっていると思います。元に戻すことはもちろんですけども、強化するというところまでは早急に進めていただければという要望です。
そして、今後の水源に関わる
検討ですけれども、これについては十分な
検討が必要だと思いますし、じっくり
検討してもらいたいところですが、矛盾するようですが、でもこれも急いでやらなくちゃいけないことだなというふうに考えますので、じっくり十分な
検討をしつつも、きちんと計画どおりに進むようにお願いできればと思います。
58 ◯天野
委員 街づくり研究会です。
今回、議題に上がっている全ての議案に賛成させていただきます。
意見・要望ですけれども、確かに、現状、燃料に関して高騰が続いておりますので、削減するところはもう全てされていると思いますけれども、やはり市民の負担も大きいので、その辺を引き続き気にしながらやっていっていただきたいと思います。
ただ、ヘリコプターのことをさっき聞きましたけれども、人命救助のときに本当に必要なものだと思います。そういうところに関しては、削減するのはまたちょっと違うのかなと思っておりますので、必要なところには使うということでよいのではないかと私は考えております。
また、水道に関して言わせていただきますと、今回の台風の御対応はとてもよかったと思うんですね。私はすごく早かったんじゃないかなと思っていまして、以前、広島であった水害のときも、1週間、10日ぐらい水が出なかったと聞いていましたので、それと比べたら、水が出ない人たちにとっては一日一日がすごく長く感じると思うんです。ただ、統計的に見たときに、静岡がすごくよかったんだよというのは、やはり私は声を大にして言っていかなきゃいけないのかなと思っておりますので、これからも
皆さん大変なお仕事だと思いますけれども、市民のためによろしくお願いいたします。
59
◯安竹委員長 ほかにないようですので、要望・意見、討論をここで打ち切ります。
これより採決を行います。
特に反対の討論はありませんでしたので、
簡易採決でお諮りいたします。
議案第158号中
所管分、第165号、第166号、第174号中
所管分、第183号及び第184号の6件は原案のとおり可決することに御異議ございませんか。
〔「異議なし」〕
60
◯安竹委員長 御異議なしと認め、議案第158号中
所管分外5件は原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。
以上で
議案審査を終了いたします。
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61
◯安竹委員長 説明員の
皆さんは退席していただいて結構です。
〔当局退席〕
62
◯安竹委員長 最後に、
企業消防委員会の視察についてであります。
日程につきましては、事前に調整させていただき、来年1月24日火曜日から26日木曜日までの2泊3日とさせていただきました。
行程の詳細や、
委員会条例で規定している手続等につきましては、正副
委員長に一任とさせていただいてよろしいでしょうか。
〔「異議なし」〕
63
◯安竹委員長 それでは、そのようにさせていただきます。
視察の詳細につきましては、決定次第、改めて
委員の
皆さんにお知らせいたします。
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64
◯安竹委員長 以上で、本日の日程は全て終了しました。
これをもちまして、
企業消防委員会を散会いたします。
午前11時24分散会
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企業消防
委員長 安竹 信男
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